のぼり・のぼり旗
のぼりを特注・オリジナルで制作する場合のポイント、検討事項についてまとめてあります。
基本的なポイント
サイズ
のぼり旗によく使われているサイズは以下の通りです。もっともオーソドックスなサイズはW60cm×H180cmの大きさです。こちらに無い大きさでも製作することができます。お気軽にお問い合わせください。
サイズ例/W45cm×H150cm |
サイズ例/W45cm×H180cm |
サイズ例/W60cm×H180cm |
サイズ例/W72cm×H180cm |
生地
ほとんどの場合は、テトロンポンジというポリエステル素材の生地が使われています。軽快な印象で比較的に安価な生地です。
それ以外では場所や雰囲気を重視して木綿生地なども使われます。
生地の画像 | 生地の名称 | 特徴 |
---|---|---|
テトロンポンジ (ポリエステル生地) |
ポリエステル100% 軽い 乾きが早い 比較的安価 生地の幅:45cm、60cm、72cm |
|
金巾 (かなきん:木綿生地) |
木綿100% ポリエステルより厚め 和風、素朴な素材感 生地の幅:約70cm、約90cm |
※生地の端切れの郵送を承っております。お問い合わせフォームかFAXでお送り先とご希望の生地をご連絡ください。
原稿・デザイン
原稿内容によって、印刷方法やコストが変わってきます。コストを考慮しつつ、より目立つように効果的なデザインすることが重要です。
原稿について
のぼり旗は屋外で風になびいて使用するものですので、細かい文字でたくさんの内容を詰め込むよりも、PRしたい内容をメインにして、大きな文字でシンプルにデザインした方が効果的です。
コスト面を考えると、色をたくさん使って多色にしたり、複雑な柄を使ったりすると金額的にも高くなりがちですので、必要な色数で原稿をつくることかポイントです。生地の色は基本的に白のみになります。例えば下地が赤いのぼりは、白い生地に赤ベタを印刷して仕上げていきます。白は生地色として色数に入りませんので、白をうまく使うことで色数を減らす工夫もできます。
写真や多色イラストなどを使う場合、作成枚数が少ない場合などには、インクジェットでフルカラー対応の印刷をする方法が多いです、印刷する原稿と枚数によって加工方法を変えてコストを抑えることが出来ます。
また、チギレ、乳(ちち)と呼ばれるポール通しのテープを縫い付けます。上辺に3箇所、横辺に5箇所に縫い付けるのが一般的です。あまり端ぎりぎりまで、文字や図柄を入れるとテープに隠れてします場合がありますので、3cm程度内側にデザインすることが必要です。ポール通しテープの左右についてはご指定いただけますので、ご注文の際にご指示ください。
書体について
よく使われるフォントをいくつかご紹介いたしますので、ご検討の際にご覧ください。
書体 | 書体例 | 書体 | 書体例 |
---|---|---|---|
角ゴシック | 行書体 | ||
丸ゴシック | ポップ体 | ||
明朝体 | 江戸文字 | ||
楷書体 |
こちらに掲載している書体以外でも、ロゴ文字やロゴマークなども印刷できます。
この場合にはIllustratorなどでのデータの入稿が必要となりますが、データ形式などで何かご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
色について
色数が少ないものをたくさん作ると単価は安くなっていきます。
オリジナルでのぼりを作る場合に、特色で色のご指定がある場合にはDICのカラーガイドやPantoneなどで色指定をお願いいたします。またカンプや資料、現物などをお送りいただき、その色にあわせて制作することも可能です、とくにご指定がない場合には、パソコンやデータの色を参照して制作することもできます。
写真やグラデーション、多色刷りのイラストなども印刷できます。作成枚数によってインクジェットでフルカラー印刷する方法や4色分解してシルク印刷する方法などがあります。
印刷・加工
原稿の内容と制作枚数に応じて、一番適した加工方法で印刷します。
シルクスクリーン
型を作って印刷する方法です。ある程度の数量がある場合にコスト面で有利です。のぼり、幕、旗、暖簾など幅広い用途に使われます。
インクジェット
生地にインクジェットでフルカラー印刷できます。水などで色落ちしたりすることはありません。生地はポリエステルのみになります。制作枚数が少なくて、多色刷りや写真がある原稿などで安く仕上がります。
防炎加工
生地に防炎処理を施すことができます。法律などで義務付けされている施設へ設置する場合には防炎加工が必要になります。加工済みを証明するためにシールを添付します。
縫製・仕立て
ポリエステル生地であるテトロンポンジは、熱で溶かして裁断して仕上げるのが一般的です。
このヒートカット方法でも特に問題なく使用できますが、屋外に長い期間設置しておくと下の端部分からほつれてきますので、補強するために折返し縫い(三巻縫い)することもできます。最終的には生地がほつれてきますが、延命させるには効果的な方法です。
木綿生地は熱で溶かすことが出来ないので、裁断した後に必ず三巻縫いをします。
また、ポールを通すためにポール通しのテープ(チギレ)を縫い付けます。上部3個サイドに5個つけるのが一般的です。左右どちら側につけるかはご指定できます。
チギレ部分拡大画像 | 折り返し縫い拡大画像 |
制作価格
のぼりを作成する場合の価格については、サイズ、色数、枚数ごとに取りまとめたページがございますので、そちらをご参照ください。
なお金額は概算価格ですので、原稿内容等の詳細をご連絡いただけましたらお見積いたします。
作成までの流れ
ある程度内容が決まってきたら見積依頼をしてください。金額や納期の確認をして、特に問題がないようであれば、ご発注後に原稿のお打ち合わせに入ります。メールやFAXなどでお打ち合わせしながら原稿内容を詰めていき、原稿が確定してから本製作に入ります。制作数量や内容にもよりますが、1週間から10日程度で仕上がる場合がほとんどです。出来上がり次第、出荷手配となります。
内容を検討します。 | お申込み | 当方で原稿を |
OKなら製作開始。 | 納品 (ほとんどは 1週間〜10日以内) |
お問い合わせ、ご注文
お見積依頼
お見積のご依頼やお問い合わせにつきましては、専用のFAXシートをご用意しておりますので、ご記入のうえFAXをお送り下さいますようお願いいたします。また、お問い合わせ用の入力フォームもありますので、必要事項をご入力のうえ送信してください。
お電話やメールなどでお問い合わせいただいても結構です。
ご注文について
ご注文については、お申し込み用のFAXシートをご用意しておりますのでご活用ください。こちらの専用シート以外でも、ご連絡先やご注文内容が分かるものでしたら、FAX、メール等でお送りいただいても結構です。
また、Illustrato形式のデータ入稿用のテンプレートもありますので、こちらもご自由にご利用くださいますようお願いいたします。